視覚科学フォーラム運営委員会議事録

  1. 小松委員より視覚科学フォーラム第二回研究会の準備に関する経緯が報告された。本年は当日参加者約10名を含め、約130名の参加があったこと、学術振興会未来開拓プロジェクト「大脳皮質における視覚認知のメカニズム」(代表、小松英彦教授)と合同でシンポジウムを開催したこと、シンポジウム講師の旅費は未来開拓プロジェクトから負担するが、謝礼(@\20,000)は視覚科学フォーラムで負担して欲しいことが提案され了承された。
  2. 平成11年は科学技術庁プロジェクト(責任者、福田淳教授)の公開国際シンポジウムを合わせて、筑波の工業技術院会議場で行うことが確認された。海外からの招聘予定者はRaymond Lund(英)、R. Shiels(英)、D.G. Puro(米)、Paul Layer(独)、A. Bunt-Milam(米)の5名で、他にこれに見合った国内の演者が加わる予定。会期は8月の前半(第1週 )を予定しているが、フォーラム(参加費必要)と国際シンポジウム(参加費無料)をどのような日程で組み合わせるかについて検討が行われた。参加者の負担を考えると、フォーラムの前あるいは後にフォーラムとは切り離してシンポジウムを開催するのが望ましいとする意見が大半であった。
  3. 今後のフォーラムのあり方についてさまざまな意見が出された。研究会の目的、運営委員の選出、会長の選出と任期などに関する会則の制定、事務局のあり方、フォーラムでの発表方法などの取り決めが問題点であった。今後、視覚関連の学会や研究会からの合同開催などの問い合わせに適切に対処するためには、早急にこれらの点に関して運営委員の間でコンセンサスを得て、会員の承認を得てゆく必要がある。本運営委員会では十分な議論の時間も無かったので、結論を得るには至らなかったが、来年度の研究会での運営委員会には原案を準備し、委員会で確認し、参加者に諮ることで意見の一致を見た。

Last modified: Tue Aug 18 10:32:36 JST 1998